アクアポニックに最適な魚5選

概要

初心者でも育てやすい種類と飼育のコツ


1. メダカ

特徴

  • 日本の気候に適応しやすい
  • 小型で飼育スペースを取らない
  • 水温の変化に比較的強い

飼育のポイント

  • 水温:水温は5〜30℃で飼育可能ですが、23〜27℃が最も活発に泳ぎ、元気に育ちます。
  • 水質悪化と病気に注意
  • 小規模アクアポニックに最適(メダカ1匹につき水1Lが目安)

2. 金魚

特徴

  • ホームセンターやペットショップで簡単に入手可能
  • 飼育経験者が多く、情報も豊富
  • 丈夫で初心者向き

飼育のポイント

  • 水温:10〜28℃程度に対応。急激な温度変化は避け、冬は観賞魚用ヒーターがあると安心。
  • 餌を食べすぎると水が汚れやすいので注意
  • 中規模以上のシステムにおすすめ(1匹につき水10L以上が目安)

3. グッピー

特徴

  • 熱帯魚の中でも非常にポピュラー
  • 繁殖力が強く、数が増えやすい
  • 見た目が華やかでインテリア性も高い

飼育のポイント

  • 水温:適温は24~28℃前後(ヒーターが必要)
  • 比較的水質の変化にも強いですが、循環システムが安定するまで数を増やしすぎない
  • 小〜中規模システムに適する

4. ティラピア

特徴

  • 世界的にアクアポニックで使われる代表的な魚
  • 成長が早く、食用としても利用可能
  • 水質の変化に強い

飼育のポイント

  • 水温:24〜30℃が最適(寒冷地ではヒーター必須)
  • 養殖用として人気があり、実用性重視の人におすすめ
  • 中〜大型システム向き(成長が早く最大30〜40cm程度になるので、1匹あたり最低10リットルの水量が必要)

5. コイ(鯉)

特徴

  • 日本では馴染み深い観賞魚
  • 丈夫で長寿、屋外設置のアクアポニックに最適
  • 成長すると大型になる

飼育のポイント

  • 水温:10〜28℃に対応
  • 大きくなるため広めの水槽や屋外設置向け
  • 長期的に楽しみたい人におすすめ

魚を選ぶときのポイント

  • システムの規模に合ったサイズの魚を選ぶ
  • 水温管理がしやすい種類を選ぶ(ヒーターが必要かどうか)
  • 水質変化に強い魚を選ぶと初心者は安心

まとめ

魚の種類 飼育しやすさ 推奨水温 成長サイズ 特徴 初心者向け度
メダカ 小規模向け 15〜28℃ 3〜4cm 日本の気候に強く、小規模システムに最適。 ◎(最適)
金魚 入手容易 10〜28℃ 10〜20cm 丈夫だが食べ過ぎで水が汚れやすい。
グッピー カラフル 22〜28℃ 3〜5cm 繁殖力が強い。循環安定前は過密に注意。
ティラピア 実用・食用 20〜30℃ 20〜30cm以上 成長が早く丈夫。寒冷期は保温が必要。 △(中級者)
コイ(鯉) 屋外・大型 10〜28℃ 最大60cm以上 丈夫で長寿。広い水量が確保できる人向け。